エネルギー

「だまっていればだれにもばれない」と思ったら大まちがい

今世、自分がなぜ、いまの母親をえらんで生まれてきたのか、さいきんわかりました。

「好きだから」でした。

 

生まれる前のわたしは若いころの母を見て

「わたし、あの人だい好きだから、あの人の娘になる♪」

と思って、はりきって生まれてきたのでした。

 

母のなにがそんなに好きだったのかというと

「めっちゃしんどくてつらい生き方をしていて、自分のこのしんどさやつらさはぜったいだれにもわかってもらえない、と思いながら、しんどさやつらさをぜったいに他の人にもらさず、だれにも理解されず、自分ひとりで自分の奥底にぎゅーって隠して、それでうまく隠したつもりで、だまっていればだれにもばれないだろうと必死で歯をくいしばって耐えているけど、そのしんどさつらさは、じつはぜんぶ、全身の毛穴からだだもれている」

というところです。

 

生まれる前のわたしはこんな母の姿を見ながら

「あんた、ひとりでいったい、なにやってんのー

ぜんぶ、ばれてるよー

ひとりでそんなしんどいつらい苦しい思い抱えて生きなくてもいいんだよー

わたしがおしえてあげるー」

と思ってました。

 

で、いざ生まれてみたら、わたしは無力な赤ん坊で、自分ひとりではなにもできないもんだから、びっくりしました。

 

「しんどさとつらさと怒りとイライラを全身の毛穴からだだもらしている」母親と四六時中いっしょにいるおかげで、赤ん坊のわたしまで全身、母親の「しんどさとつらさと怒りとイライラ」のエネルギーに汚染されて、たいへんでした。

 

なにしろ歩けないから、母親から逃げられませんでしたからね。

 

無力な赤ん坊のわたしは、やわらかい腹を上にしてあおむけになった状態で、なすすべもなく、母親の「しんどさとつらさと怒りとイライラ」のエネルギーをただただ浴びつづけていました。

 

そしていつのまにやら、母親の「しんどさとつらさと怒りとイライラ」を自分のものにしてしまって、何十年もイライラしながら怒りながら生きていたのです。

あらー

 

わたしはむかしから、男女問わず「しんどくてつらくて苦しい思いを抱えている優秀な人。でもそのしんどさつらさ苦しさをけっしてだれにも言わずに一人で耐えて耐えて耐えてがんばっている」人と、なかよくなりがちで、なんでだろう? と思っていたのですが、なんのことはない。

 

わたしがそういう人を「好きだから」でした。

 

わたしは自分の好みのタイプをまるで自覚していないまま、ちゃーんと好みのタイプと出会っていたのでした。

 

いまは好みのタイプは少し変わりました。

 

いまの好みは

「かつてはひとりでしんどい思いを抱えていたけど、いまはその状態を脱却して余裕ができて、いっしょに遊んでくれる人」

です。

 

あそぼー