透視リーディング

ストレスとは「あなたはいま、自分にとってめちゃくちゃ不自然なことをしていますよ」と教えてくれる「お知らせブザー」

わたしは今年の1月に「2019年 イヤーリーディング」というプログラムをやりました。

これは「あなたの2019年を実りあるものにするためのヒントをお伝えする」というテーマで行った、透視リーディングです。

 

このイヤーリーディングに来てくださった方が、先日、「2019年 下期リーディング」にいらしてくださいました。

 

そのときに「お正月のリーディングで【ストレスは、めくるもの】と言われたけど、その意味がよくわからなくて・・・」とおっしゃっていました。

 

というわけで、今回は【ストレスは、めくるもの】について書きたいと思います。

ちなみに「めくる」とは「スカートをめくる」「ページをめくる」の、「めくる」です。

 

さて、ストレスとは

「あなたはいま、自分にとってめちゃくちゃ不自然なことをしていますよ」

と教えてくれる「お知らせブザー」です。

 

だから、ストレスに気づいたら、「ストレスとまともに真正面から向かい合う」のではなくて、「ストレスが、いったい、自分になにをお知らせしてくれているのか」を、さぐるのが得策です。

これが「ストレスをめくって、ストレスの下にかくれているものをさぐりましょう」の意味です。

 

ではここで、わたしの過去の苦い経験をもとに、「ストレスをめくる」の実例をご説明します。

 

わたしは数年前、会社員だったときに、チームリーダーを任されていました。

そしてわたしのチームに「何度注意しても、ケアレスミスをくりかえすメンバー:Oくん(仮)」がいました。

 

Oくんはポカミスを毎日しでかして、「気をつけようね」と注意すると、そのたびに「はい」とすなおにお返事してくれるのですが、一向にミスはなくなりませんでした。

まったく悪びれる様子のないOくんに、わたしはどんどんどんどんイライラしていきました。

そしてしまいには、Oくんの顔をみるだけでもイライラして、口をきくのもいやになってしまいました。

 

・・・はい、この「ミスをくりかえすOくんに、毎回律儀にイライラして、その結果、顔をみるのも口をきくのもいや」な状態が、「ストレスとまともに真正面から向かい合っている」状態です。

 

さきほども書いたとおり、ストレスとは

「あなたはいま、自分にとってめちゃくちゃ不自然なことをしていますよ」

と教えてくれる「お知らせブザー」です。

 

だから「ミスをくりかえすOくんの姿」は、わたしに

「あなたはいま、自分にとってめちゃくちゃ不自然なことをしていますよ」

と教えてくれている「お知らせブザー」です。

 

なので、わたしがやることは「お知らせブザー」であるOくんにイライラすることではなく、「ストレスをめくって、ストレスの下にかくれているものをさぐる」ことです。

というわけで、さぐってみましょう。

 

わたしはなぜ、Oくんにイライラするのか?

→Oくんのケアレスミスが、スムーズな業務遂行のさまだげになっているから

 

なぜ「スムーズな業務遂行のさまだげ」にイライラするのか?

→わたしががんばってパーフェクトに近いパフォーマンスをしているのに、その足をひっぱるような真似をしてくるから

 

さあ、問題の核心に近づいてきました。

 

わたしは、なぜ「がんばってパーフェクトに近いパフォーマンス」なんてものをやろうとするのでしょう?

「がんばってパーフェクトに近いパフォーマンス」なんてものをやろうとするから、余裕がなくなり、Oくんにイライラしてしまうのです。

 

当時のわたしがなぜがんばっていたのかといえば、理由はただ一つ。

「自分に自信がなかったから」

です。

 

自分に自信がない人間がチームリーダーなんて任されたものだから、もう必死でがんばったのです。

必死でがんばった結果、余裕がなくなり、「ケアレスミスをくりかえすOくん」の存在を許せなくなるのです。

 

ほんとはわたしは「ケアレスミスをくりかえすOくん」と同類です。

わたしもほんとはケアレスミスをくりかえすような「抜けまくり人間」です。

 

なのに、自分が「抜けまくり人間」であることを認めようとせず、必死で「がんばる」ことで、自分が「抜けまくり人間」であることから目をそらそうとしてました。

 

なので当時のわたしが取り組むことは、「ケアレスミスをくりかえすOくん」を矯正することではなく、わたし自身が「がんばることに逃げるのではなく、ありのままの「抜けまくり人間」の自分を受け容れること」でした。

もっといえば、「必死になってがんばらなければやっていけないような状況に自分を追い込まない」「そんな環境に自分を置いてはいけない」です。

 

ところで当時のわたしは、「ケアレスミスをくりかえすOくんは、わたしの姿の写しなんだ、Oくんはわたしに教えてくれているんだ」という考え方を持ち始めてはいました。

なので、これでめでたしめでたしになるはず、と思ってました。

 

つまり「Oくんはわたしに教えてくれている、ということをわたしが自覚したから、これでわたしはOくんにイライラしなくなるはず」と、思ったのです。

 

でも、現実はわたしの浅はかな思い通りにはなりませんでした。

 

「Oくんはわたしの姿」と自覚したにもかかわらず、わたしはあいかわらずOくんにイライラしていました。

なので既存のストレスに、さらに、「自覚したのに、なんでまだイライラするの!? これ以上、わたしにどうしろというの?」という、新しいイライラが加わりました・・・

 

わたしのイライラはピークを極め、Oくんに対する態度が日に日に邪険になっていき、そのうちOくんは会社に来なくなりました。

 

そして、ある日とつぜん、Oくんは、ちがう階のべつの部署へ異動になりました。

 

おかげで、わたしがOくんと顔を合わせることはなくなりました。

拍子抜けしたし、ほっとしたし、後味の悪さも残りました。

 

わたしはOくんとのことで、上司から形ばかりの注意を受けました。

同時に

「Oくんは、家族や友人関係でもトラブルを抱えていた」

という話を聞きました。

 

「Oくんの弟が何度目かの警察のご厄介になり、Oくんはその後処理におわれていた。

Oくんの家庭は母親がアテにならないため、Oくんがなんとかするしかなかった。

さらにそのタイミングで、Oくんが信頼していた親友がとつぜん音信普通になってしまい、精神状態の不安定さに追い打ちがかかった。

同じタイミングで、会社ではわたしとうまくいかなくなった。

くわえて、会社でOくんがいっしょにお昼を食べるグループ(Oくん以外は全員女子)のなかで、Oくんの言動がひんしゅくを買うようになっていた」

 

という、なんともごちゃごちゃした話を聞かされ、

「だから、Oくんとのことは、100パーセント結城さんが原因というわけでもないから、気にしないでいいですよ」

と、上司にフォローされました。

 

・・・だいぶ話がそれてしまいました。

話を戻します。

 

ストレスとは

「あなたはいま、自分にとってめちゃくちゃ不自然なことをしていますよ」

と教えてくれる「お知らせブザー」です。

 

当時のわたしにとっての「めちゃくちゃ不自然なこと」とは

 

・わたしも「ケアレスミスをくりかえすOくん」と同類の人間なのに、それを認めようとせず、「必死でがんばる」ことに逃げていた

・自分の自信のなさを「必死でがんばる」ことでごまかそうとしていた

・「必死でがんばらなければやっていけない」ような状況/環境に、自分で自分を追い込んでいた

です。

 

これらに気づかせてくれるための「お知らせブザー」としての役割を、Oくんが担ってくれたのでした。

 

このように、ストレスを感じたら「ストレスとまともに真正面から向かい合う」のではなくて、「ストレスが、いったい、自分になにをお知らせしてくれているのか」を、さぐるのが得策です。

これが「ストレスをめくって、ストレスの下にかくれているものをさぐる」という表現になりました。

 

ストレスはあなたを「苦しめる」悪者ではなく、あなたが「ほんとうのあなた」として存在することを強く強く応援してくれる、むしろあなたの味方といえます。

 

ストレスに「苦しむ」のではなく、ストレスを「活用」して、いっそう自分らしい生き方/あり方をクリアにしていかれるとよいかと思います。

 

ところでいまのわたしは、このOくんとの経験を生かして、自分を「必死でがんばらなきゃいけない」状況に置かないようにしています。

わたしがいまやっていることのすべてが「ふつーに平常心でできる」ことばかりです。

わたしが気合を入れてがんばると、ほんとーーーにロクなことにならないので、とにかくがんばらないように日頃から気をつけています。