こんにちは
『誘導瞑想クラブ』のゆきちゃんです。
わたしは誘導瞑想やアファメーションの動画を作って
YouTubeチャンネル『誘導瞑想クラブ』で公開しています。

ヒプノセラピー(hypnotherapy:催眠療法)とは
催眠状態になって
潜在意識にはたらきかけることで
自分の現実や人生を
よりよいものとしていく行為です。
今回は
米国催眠士協会(NGH)認定ヒプノセラピストが
ヒプノセラピーについてお話しします。
わたしたちは自分だけの「思いこみ」に基づいて生きている

わたしたちは
自分だけの「思いこみ」に
基づいて生きています。
そして、その思いこみの大半は
小さかった子どもの自分が
自覚のないまま作り上げたものです。
小さな子どものころに
まわりの人に言われた言葉や
まわりの人から受けた仕打ち
当時の環境などを元にして
自分でも気づかないうちに
思いこみを作ってしまっています。
そしてあなたが成長するにつれて
あなたを制限したり苦しめたりする
思いこみが出てきます。
ヒプノセラピーでは
「大人になったあなたには
もう必要のない思いこみを
ゆるめていく」
ことをします。
思いこみがゆるむ
(じょじょに消滅していく)ことで
あなたはよりいっそう自由に
ラクに生きられるようになるのです。
小さな子どものころに作り上げた思いこみの例
例・1
小さな子どものころにお母さんに
「どうしてこんなこともわからないの
こんなこともできないの!」
と怒られて
「わたしはダメな子なんだ」
という強烈な思いこみを
(自覚のないまま)作り上げてしまう。
そしてその「わたしはダメな子」
という思いこみに
(自覚のないまま)縛られつづけ
大人になっても
「わたしはダメな人間だ」
という思いが根底に根強くあるために
生きづらさを感じている。
例・2
小さな子どものころにお母さんに
「うるさい、静かにしなさい!」
と怒られて
「わたしはおとなしくしてなきゃ
いけないんだ」
という強烈な思いこみを
(自覚のないまま)作り上げてしまう。
そしてその「おとなしくしてなきゃいけない」
という思いこみに
(自覚のないまま)縛られつづけ
大人になっても
自分の素直な気持ちや考えを
オモテに出すことができずに
生きづらさを感じている。
例・3
小さな子どものころに
お母さんに言われた
「あんたはかわいくないね」
という言葉にとてもキズついて
「わたしはかわいくない」
という強烈な思いこみを
(自覚のないまま)作り上げてしまう。
そしてその「わたしはかわいくない」
という思いこみに
(自覚のないまま)縛られつづけ
大人になっても
容姿についての劣等感に
つねに悩まされている。
などなど。
小さな子どもが思いこみを作るのはとてもかんたん
小さな子どもは、自覚のないまま
いともかんたんに
思いこみを作り上げていくものです。
しかも
作り上げる思いこみの数は
ひとつふたつではありせん。
というわけで、わたしたちは
小さな子どもの自分が作り上げた
いくつもの「幼い未熟な思いこみ」に
そうと気づかないまま何十年も縛られて
生きづらさを感じている
ものなのです。
「思いこみ」から、自分を解放する

「思いこみ」が作られた当時まで記憶をさかのぼる
では、自分を縛っている
「幼い未熟な思いこみ」から
自由になるには
どうすればよいのでしょう?
「幼い未熟な思いこみ」が作られた当時まで
記憶をさかのぼり
思いこみが作られた状況に
戻るのです。
そして、当時子どもだった自分では
見逃していたこと
気づかなかったこと
当時の自分が何を考えていたのか
何を望んでいたのか
何を感じていたのか
などを再体験します。
大人になった自分だからこそ
子どもだった自分には
見えなかった当時の状況が
見えてくるものです。
また
子どもだった自分の気持ちに対して
当時とはまた違うカタチでの
解釈や理解ができ
あらたな発見も得られるものです。
すると、これまで自分を
きつく縛っていた思いこみが
ゆるむのです。
思いこみがゆるむことで
それまでとどこおっていた
あなたのエネルギーが動きはじめ
あなたの現実や人生が
ダイナミックな変容をはじめるのです。
記憶をさかのぼる方法
ところで
「幼い未熟な思いこみ」が
作られた当時まで
記憶をさかのぼり
思いこみが作られた状況に戻るなんて
こんなことがほんとうにできるのか?
どうしてこんなことが可能なのか?
と思うかもしれませんね。
そもそも
「幼い未熟な思いこみ」が
いつ作られたのかなんて
自分でもわからないし
小さいころの記憶もないし・・・
と思われるかもしれません。
でも、だいじょうぶです。
あなたが忘れてしまったと思っている
これまでのあなたの体験や感情は
すべて
あなたの潜在意識に
保存されています。
そして
催眠状態に入ることで
潜在意識へアクセスできるように
なるのです。
潜在意識にアクセスするには

深いリラックスが必須
潜在意識にアクセスするには
催眠状態であることが必要です。
催眠状態とは、
「眠ってしまうギリギリ直前の状態」
くらい
深くリラックスしている状態を
いいます。
深くリラックスしていないと
潜在意識にはアクセスできません。
顕在意識(けんざいいしき)と潜在意識
ここで、意識について
すこしお話しします。
わたしたちがふだん、日常的に
モノを考えたり判断するのに
使っている意識を
「顕在意識(けんざいいしき)」
といいます。
そして
意識全体の大部分を占めているのが
ふだんは使っていない
(とされている)潜在意識です。

顕在意識と潜在意識のあいだには
「クリティカルファカルティ(判断の膜)」
と呼ばれる「膜(まく)」が
存在しています。

この「膜」の通り抜け方がわかれば
潜在意識には
いつでも好きなときに
アクセスできます。
そして
この「膜」を通り抜ける方法というのが
「深くリラックスすること」
なのです。
「催眠」と「催眠術」はちがう

催眠状態とは、
「眠ってしまうギリギリ直前の状態」
くらい、深くリラックスしている状態
をいいます。
でも
催眠状態にあるからといって、
あなたの意志が
すべてなくなるわけではありません。
セラピストの思うがままに
あなたがあやつられる
ということではないので
ご安心ください。
「催眠」と「催眠術」はちがいます。
たとえ催眠状態であっても
あなたには、まわりの音は
ちゃんと聞こえています。
催眠状態であっても
あなたがイヤなことは
「イヤだ」
ということができます。
自分の意志で立ち上がって
その場を去ることもできます。
わたしもヒプノ体験中に
「すいません、トイレ行きたいです」
と言って
トイレに行ったことがあります。
ふつーにトイレへ行き
戻ってきたら
何事もなかったように
体験を再開しました。
というわけで
催眠状態にあっても
あなたはいつもどおりでいられます。
だから催眠状態になることを
こわがらなくてもだいじょうぶです。
あらためてヒプノセラピーとは

催眠状態という
深いリラックス状態に入り
潜在意識の中にある
自分を縛っている思いこみが出来上がった
当時の記憶にアクセスする。
そして
当時子どもだった自分では
見逃していたこと
気づかなかったこと
自分が何を考えていたのか
自分が何を望んでいたのか
自分が何を感じていたのか
それらを再体験する。
大人になった自分だからこそ
子どもだった自分には
見えなかった当時の状況や
子どもだった自分の気持ちに対して
当時とはまた違うカタチでの
解釈や理解ができ
あらたな発見も得る。
すると、思いこみがゆるみ
自分の中でとどこおっていたエネルギーが
動きはじめ
現実や人生が
自分にとってより生きやすい
望ましい、好ましいものに
変容していく。
これがヒプノセラピーなのです。
ときには過去世までさかのぼることも
わたしたちが縛られている「思いこみ」は
子どものころに作られたもの
とはかぎりません。
過去世(前世)の自分が
作り上げている場合もあります。
その場合は
過去世まで退行します。
いまの肉体としての人生は
いちどきりですが
魂はこれまでに
いくつもの肉体に入って
いくつもの人生を
体験してきています。
潜在意識には
魂の記憶がすべて保存されているため
ヒプノセラピーで
過去世の記憶にアクセスすることも
可能なのです。
※ヒプノセラピーで期待できる変容には個人差があります
※精神障害(精神疾患)のある方はヒプノセラピーについて担当医にご相談ください
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